ひかりちゃん~保護猫ストーリー~

ひかりちゃんは昨年の8月に散田町の道路でクルクル回っている所を保護されました。

推定15歳のメスで、目が見えず、耳も聞こえませんでした。

目が見えないので、名前は光が見えますようにと願いを込めて”ひかりちゃん”にしました。

呼吸が苦しそうでしたので、動物病院に連れて行ったところ、血液検査とレントゲンでは問題なしでしたが、心雑音ありと診断されました。そのまま入院となり、3日後に心臓の薬を飲ませるようにと言われて退院しました。

始めはケージの中で過ごしていましたが、少しづつ、スペースを広げて行き、最終的には目が見えなくても、部屋の中をぶつかる事もなく自由に歩き回っていました。

ひかりちゃんが来て、1か月後にダックスフントのルナが来たのですが、ひかりちゃんが先輩でしたので、ルナは最後まで、ひかり先輩に頭が上がりませんでした。

ひかりちゃんとルナはとても仲良しで、いつも2匹で楽しそうに過ごしていました。

そんな、ひかりちゃんが12月24日のクリスマスイブに急に倒れて起き上がれなくなってしまいました。

それでも、私たちが体を起こして支えてあげると、自分でご飯を食べてくれました。

年が越せるか、越せないかと不安に思いながら、みんなで精一杯お世話をしました。

無事に年を越し、自力でご飯も食べていましたが、1月4日の朝にご飯をあげに行ったら、食欲がなく、今日は食べないのかなぁ?と思っていたら、ひかりちゃんの心臓がゆっくりと鼓動を止めました。

とても安らかに天国に行きました。

たったの5カ月間でしたが、あの時、道路でさまよっていた所を保護して、一緒に過ごせて本当に良かったと思っています。

ひかりちゃん、ありがとうね!