ビッケ ~保護犬ストーリー~

2020年の2月に飼い主が亡くなった犬がいるので、新しい飼い主を探して欲しいと相談がありました。

元飼い主さんは八王子市内にお住いの70代の男性で、娘さんからのご連絡でした。

推定10歳のミニチュアダックスフントのオス、名前はビッケでした。

お父様自身、病気がたくさんあり、娘さんが「お願いだから入院して欲しい。」と言っても、「ビッケと一緒にいたいから入院はしない。」と言うほど、ビッケを可愛がっていたそうです。

お父様は生前から、「自分が亡くなった後はビッケをよろしく頼む。」とみんなに言っていたそうです。

娘さんも自分がビッケを飼えれば良いが、持病があり、経済的にも飼えないので、誰かに飼って欲しいとお話されていました。

お父様が亡くなって、約1週間後にビッケが我が家にやってきました。

人が大好きで、私にもすぐに慣れてくれました。

我が家の中型犬と一緒にお散歩に行ったら、歩き過ぎでビッコになってしまったので、次の日からビッケはバギーに乗せて一緒に行くようになりました。

バギーも車でのドライブも大好きで、いつも大喜びで乗っていました。

ビッケのお得意のS字ポーズも可愛かったです。胴が長いとこんな体勢もとれるんだなぁ!と新発見でした。

我が家の保護犬ローズとも仲良しで、2匹でお昼寝している姿には、いつも癒されました。

そんなビッケを家族に迎えたいとのお話があり、ビッケは新しい家族のもとへ行くことになりました。

新しいお家でもみんなに可愛がられて、とても喜ばれているそうです。

命のバトンを繋ぐことができて、本当に良かったです。

ビッケ、残りの人生(犬生?)も幸せにね!